エジプトの医学

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エジプトの医学

紀元前 3000年から始まった古代エジプト時代において、魔術や宗教は日常生活と切り離せない要素でした。また、病気の原因が、神々や悪霊のたたりと考えられていたため、まじないなどの呪術も盛んに行われていました。しかし、医学が発達すると、眼科医・消化器科医・肛門医・歯科医・精肉店指導医・液体科医の専門医が現れてきました。そして、世界最古の階段状ピラミッドがあるサッカラのアンクマホール医師の墳墓には、紀元前 2330年に描かれた手や足をマッサージするレリーフが残っており、そのヒエログリフには、「痛くしないでください」と患者が言い、「そうしましょう、そしてあなたは私を誉めたたえるでしょう」と医師が答える会話が書かれています。これが、手や足をマッサージして痛みや症状を和らげるリフレクソロジーのもとになったと考えられます。

同じく、サツカラのアンクマホール医師の墳墓には割礼を示すレリーフがあります。これは紀元前2423年から2262年の間に作られたもので、割礼に使われたのは石器のナイフでした。それには象形文字で「お前にいいことをしてやろう。」と書かれています。
この割礼の儀式は、宗教的な意味合いよりもアンクマホールが医師だったので、清潔を保つ意味があったようです。ユダヤ教の正典「旧約聖書」の成立が紀元前 400 ~ 500 年なので、ユダヤ人が行う割礼は、ここから来たのかも知れません。実際のユダヤ人(スファラディ系ユダヤ人)は、エジプトから脱出してきたので、かなりの影響は受けていたようです。
紀元前 1600年頃、神官文字で書かれた世界最古の外科医学書といわれる「エドウィン・スミス・パピルス」(ニューヨーク医学アカデミー所有)には、頭部外傷、脊椎骨や顎部などの骨折、脱臼など神経外科及び整形外科の 48 症例が取り扱われていて、それぞれ、解剖学的観察と診断、治療、予後が詳細に論じられています。

エジプトでの不思議な体験

私は、20代の頃、1カ月間ずつ 2回に渡りエジプトを訪れました。目的は、南米インカ文明の石組みとの類似性を見つけるためと、友人がセティ1世に異常なほど繋がりを感じていてその原因を知るため、そしてピラミッドパワーを体感するためでした。

当時登ることが禁止されていた、一番大きいクフ王のピラミッドに、周囲を巡回している警備員の目を盗んで、ピラミッドの端から登り始め、203段を30分ほどで頂上に到達しました。丁度夕日が沈むタイミングで、もちろん回りには誰もいなく、そこから2番目に大きいカフラー王のピラミッドを望むことができました。その場所で 2時間くらい瞑想しましたが、何も感じることはできませんでした。
そして、ピラミッドパワーは頂上ではなく、頂上から2/3のところが一番強いことを思い出し、次の日、王の間(キングスチェンバー)で瞑想をしました。やはり、何も感じなかったのですが、回りを見渡すと、地元の人が絶えずその場を訪れて 30~40分滞在して帰っていきました。その理由を聞いたところ、「体の調子が悪い時にここにきてしばらくいると調子が良くなる」とのことでした。そこで自分の脈拍を計ると通常 50~60なのに、90以上もありました。帰ってから、ピラミッド・パワーを調べると

➀ピラミッド内部で免疫力が向上した(白血球が増加した)。
➁ピラミッド内部で、細胞の再生に向上が見られた。
➂毒薬を注入された実験用のネズミが、研究室では 60% の死亡率だったのに対し、ピラミッド内部ではたったの 6% だった。また毒、病気、ガンを癒す効果もあるそうだ。
➃ピラミッド内部に 1日~ 5日保存された種は、発芽率が 30%~ 100%上昇、生産率は400%上昇した。
➄ピラミッド内部で、放射性物質の放射能レベルが低下した。
➅ピラミッドの頂点では電流が発生しており、バッテリーも自動的に充電された。
➆ピラミッド内部では、超伝導の転移温度、半導体やナノ炭素の性質が変化することが分かった。
➇ピラミッド内部では、水が摂氏マイナス40度でも凍らない。ただし、衝撃を加えると即座に凍結した。

など続々と出てきました。
私が考えるに、ピラミッドは、石灰岩でできているが、王の間の壁面は花崗岩で作られていて、そこから微量の遠赤外線が出ているため、そこにいると体調が良くなるのではないかということ。
後は、それこそピラミッドパワーの影響かも知れません。
古代の人がこれらの効果を知っていて作ったのかどうかは、謎のままです。そして、友人とセティ1世のお墓の中で瞑想をしていた時に、突然停電があり、友人は泣き出してしまった。一緒に案内してくれた考古学博士も、こんなことは初めてだと言っていました。
また、スフィンクスの近くには、インカと同じような高い技術の石積がありました。遠く離れていて、時期も異なる遺跡なのですが、何らかの共通点があるのかも知れません。以前、アメリカの友人がこの王の間で一晩を明かした時に、「いろんな所から話し声が聞こえてきた。」と言っていたので、私も一晩明かそうと食料と水を持って、閉館時間の最後に入って、石棺の後ろに隠れて全員が出て行くのを待ちました。「やっとこれから一人だ」と少し不安を感じながら待っていると、遠くの方で、ガシャーンと鍵を開ける音がして、遅れてきた観光客をガイドが連れて入ってきました。私は、どうしようかと迷い、石棺の後ろに隠れながら瞑想をしていたら、ガイドが私を見つけ、ギャーと大声で叫びました。きっといるはずのないところに私がいたので、見てはいけないものを見てしまったと驚いたのだと思います。見つかってしまったので、しかたなくガイドと一緒に外に出て、私も目論見は失敗に終わりました。