小笠原 瞳さん
アジアンブリーズ三宿店(チーフインストラクター)
セラピストスクールPadoma(セラピストインストラクター)
以前は音楽関係の仕事をしていて、仕事にタイに行った際、タイマッサージを受けて驚くほど体が楽になったことに感動しました。「自身でもやってみたい」と思い、タイのスクールで学んだり日本のタイマッサージ店に通いながら技を修得しました。MT※を受講した理由は技術をさらに深めたいと思ったから。教則本で大槻先生のことを知り、ぜひ直接教わりたいと思いました。
MTを実際に受講して感じたことは、すべての要素が体系的に整理されていて、非常に理論的だということです。例えば、解剖学的なことも非常に詳しく学ぶので、手技一つひとつの治療効果をしっかり掘り下げ、それぞれの技がどのような効果をもたらすのかを正しく理解することができます。また、先生の教えは治療の実例がベースになっているのでとても実践的であり、セラピストとして仕事をする上での引き出しをたくさん増やすことができます。
また、タイ人に比べて日本人は丁寧さを求める人が多く、日本人には不向きな手技もあるので、例えばタイで学んだことをそのまま日本で実践していると「どうしてうまくいかないのか」と疑問に感じることがあると思います。その点、MTはタイマッサージをベースに日本人向けにアレンジされているので、安全でしっかり効くストレッチになっている点も大きな特徴だと思います。
クラスにもよりますが、内容が非常にハイレベルなので、タイマッサージがまったく初心者の方にとっては少し難しく感じてしまうかもしれません。しかし、ある程度の施術経験があり、「もっと技術を深めたい」と考えている人にとってはとても勉強になると思います。私は勤務先で教育担当をしていて、さらにレベルアップをしたいという意欲のある人にはMTの受講を勧めていますが、ベテランの方ほど大槻先生の教えにとても感動し、勧めたことを感謝されます。
現在リラクゼーションサロンには、気持ち良さと症状の改善を一緒に期待するお客様が増えています。そのため、しっかりと理論的な説明ができるセラピストさんほど指名が増えており、MTで理論を学ぶことは、技術を高めると同時に売り上げをあげるという点においてもプラス面が大きいと思います。
動画教材が完成したら、施術の仕方の角度や押さえ方などを繰り返し復習したいですね。先生の技術は一度見ただけでは覚えきれないくらい深いので、基本の形を復習するのに、動画はぴったりの教材だと思います。
※MT(メディカル・タイマッサージ)
タイマッサージの技法をベースに、解剖学・整体学・機能運動学の理論を統合して大槻一博が編み出したプロ向け講座です。大槻メディカルスクールの動画ではMTの様々な知識や技術に加え、動画でしか学べない技術や施術の秘訣等も紹介されています。