現代医学の盲点

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腰が痛い!!そんなとき、どこへ治療に行きますか?

腰痛の真実

「腰」の字は「からだ」という意味の月の字と「かなめ」という意味の要の字で作られています。つまり、上半身と下半身を結ぶ「かなめ」、つまり「蝶つがい」という意味になります。
実際に腰には、上半身と下半身を繋ぐそのような関節はありませんが、腰椎・仙腸関節・股関節がその役割を果たしています。
人類は、4足歩行から2足歩行に進化してきた結果、手を自由に使えるようになりました。しかし、重力に逆らって立ったり動き回ることで、4つ足の時にはなかった腰への負担が極度に増大したのです。つまり腰痛は、いつ誰に起こっても不思議ではない症状の一つということになります。


ちょっと考えてみましょう。座っている時も、立っている時も、歩いている時も、そして寝ている時でさえ、図のように腰の椎間板には体重に比例した圧力がかかり、腰の筋肉は体を支えているのです。体重70キロの人で、横向きに寝ているだけで、体重と同じ位の75キロの圧力が腰椎椎間板にかかっています。

また、立っていると体重の1.4倍の100キロ、座っていると体重の2倍の140キロ、つまり、腰への負担は、立っている時よりも座っている時の方が多いということです。


そしてお辞儀をすると2倍以上の150キロ、の荷重が腰にかかっています。つまりお相撲さん一人が腰にのっかっている状態なのです。この表は、あくまでも椎間板に掛かる負担を表していますが、腰椎を支える筋肉にも、当然同じ比率で負担がかかっています。
このように生まれてから今までずっと、腰の筋肉は働き続けています。それが全国民の22%(5人に一人以上)に当たる2800万人が抱えている腰痛の原因になるのです。
次に、各施術を受けられる場所でどのような施術が受けられるかをみていきます。

整形外科での治療(就業人口役2 万人)

例えば、腰痛で整形外科を訪れたとしたら、どうでしょうか?医師は、症状を聞きながら、レントゲンを撮って骨に異常がないかを確認します。もし、骨に異常がなければ、腰の牽引などの理学療法を行います。また痛みが強い場合は、MR 検査を勧められます。

しかし、レントゲンやMR 検査では、骨や神経の問題を見分けることはできても、筋肉の凝りを確認することはできません。それが腰痛の85%が原因不明と考える根拠になるのです。筋肉をほぐしたり、緩めたりすることを全く行わないところが整形外科といえます。画像に写らないからといって、痛みの原因が存在しないのではありません。そして、原因が解明できなくても、痛み止め、湿布薬を処方され、それでも改善しない場合は、精神的な問題として向精神薬を処方されてしまいます。

接骨院での治療(就業人口約7 万人)

接骨院は、柔道整復師の国家資格を持っている方たちが開業をしています。整骨院やほねつぎも同様です。そして、接骨院が保険適用で扱える症状は、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷の外傷のみです。問題は2018 年から、一般的な「肩こりや腰痛」を使いすぎによる負傷、つまり「亜急性の外傷」と称して請求していた柔整療養費の対象から削除されたことです。2010 年の会計検査院が調査を行ったところ、申請者の負傷部位と実際の施術部位が異なっているケースが66 %、また、負傷原因が外傷ではなく日常生活に伴う肩こりと回答したケースが51 %、つまり接骨院で使われた保険の大半に不正請求があることになります。慢性的な腰痛・肩こりなどは本来扱えないので、自由診療として施術を行っています。しかし、マッサージ師の免許を持っていないので、マッサージの施術も行うことはできません。法律上、マッサージをしてはいけないのです。でもみなさんやってますよね。それは、外傷の後療法として認められているだけで、実際、柔道整復師の学校では、マッサージの授業はありません。そして、低周波・高周波治療が主となって、患者さんが自分で機械を操作して筋肉を固めているのが実情です。

無資格医療(整体・カイロ・リフレ・ほぐし・癒やし・エステ、就業人口約4 万人)

国家資格ではない民間資格を持っている人たち(中には、民間資格さえ持たないで開業されている方もおられます)が行うリラクゼーションを目的とした施術を受けられます。あくまでもリラクゼーションなので、痛みの専門家ではありませんが、一般の方達は、そこの場所が、国家資格を持っているかどうかはわからないので混乱を招きます。当然、腰痛などを治してほしいなどという治療目的には対応できません。特に値段が安い60 分2980円の所は、そこで働くセラピストがどんな施術をしてくれるか人それぞれなので、気をつけなければなりません。

鍼灸・あん摩・マッサージ・指圧師(就業人口約30 万人)

国家資格である鍼師・灸師・あん摩・マッサージ・指圧師が開業する鍼灸院や鍼灸マッサージ院を開業できます。鍼灸院は、鍼や灸だけの治療が主で、マッサージの資格がないため、マッサージ治療はできません。そして、鍼灸の理論が、経絡とツボ理論なので、歪みや凝りの概念がありません。そのため、鍼灸院にいっても何が原因で今の症状が出ているのかを見極めるのが難しいのです。東洋医学では、最初に望診(全体を目で見て、症状の原因を探る)、問診(患者さんに、経緯を聞いて原因を推測する)、腹診(お腹を手で触って内臓に問題がないかを探る)、脈診(手首の橈骨動脈を指先で触り、脈の状態で患者さんの症状の原因を推測する)を行います。当然お医者さんではないので、漢方薬の処方はできません。
あん摩・マッサージ・指圧院は、国家資格を持っているので、マッサージをしてもらえます。遠心性のあん摩や求心性のマッサージの施術が受けられ、硬いところは、指圧をしてもらえます。

タイマッサージ(全国約1500 カ所)

タイマッサージも無資格医療に入りますが、多くは現地タイで勉強されてきたが多く、技術的には、高いレベルにあります。しかし、現地で教える理論が伝統医学なので、解剖や生理学などの知識が乏しいのが難点です。国際タイマッサージ協会や日本タイマッサージ協会で勉強されている方は、最新医学の情報も学んでいるので安心してタイマッサージが受けられます。国際タイマッサージ協会では定期的に、セラピストのブラッシュアップのため質問・練習会を開講し、専門家がその質問にお答えし、最新医学に基づいたタイマッサージを取り入れ、凝りや歪みの理論も学んでいるので信頼できます。